中学2年生は、美育プログラムの一環として、再生可能エネルギーをテーマとした現地研修を実施しました。
今回は、SDGsの達成目標の7番「エネルギーをみんなに、そしてクリーンに」に関連して再生可能エネルギーへの理解を深めることを目的に、清水のメガソーラー発電所と、富士宮市内(白糸地区)にある小水力発電の施設を訪ねました。
富士宮市によると、市は第5次総合計画や第2次環境基本計画を通じて、湧水に恵まれた地域特性を生かした小水力発電を推進しています。いまでは市内小水力発電所の数と最大発電出力の合計がともに日本一となるなど、注目の地域ともいえます。
1年以上におよぶウクライナ戦争を通じて大気中に排出された二酸化炭素の量は、オランダ1国分の排出量に匹敵するともいわれています。他方、ドイツで脱原発が実現されるなど、エネルギーをめぐる議論は再び旬の季節を迎えようとしています。
生徒も現地研修を通じて意識を高め、積極的にエネルギーの未来について考え、この簡単には「解」の出ない問題についての議論を深めていってほしいと思います。
なお、フィールドワークから帰ったのち、班ごとに研修結果を模造紙にまとめて発表する「ポスターセッション」を事後学習として実施しています。
今回の行事も含めた「美育」全般についてはこちらをご覧ください。